鍼施術
鍼施術
一定の方式に従い身体の特定部位の皮膚に細いはりを刺入または接触し、生体に一定の機械的刺激を与えそれによって起こる効果的な生体反応を利用し、生活機能の変調を矯正し、健康および疾病の予防や治療に応用する施術です。
下記の3つがあります。
初診問診時に禁忌事項を確認し、問題がなければ主に低周波鍼通電療法を用いて施術いたします。
はり治療は、腰痛、頸部痛、変形性関節症/膝痛など、慢性化することの多い痛みの緩和に効果がある可能性か示唆されています。
また、緊張性頭痛の頻度を減少し、片頭痛を予防する効果がある場合があります。鍼治療は、慢性痛のある人にとって考えられる妥当な選択肢となるでしょう。
筋肉への直接刺鍼により、筋の過緊張を緩和し、血液循環を改善することができるので日常生活や加齢などで生じる痛みの改善には特に効果が期待できます。
また、循環改善作用・リラクゼーション作用・抗ストレス作用などに拡大応用することができるなど、ご自身の身体の反応で変化を感じていただけやすい治療と言われているからです。
鍼刺激により、血中へのT細胞やNK細胞の移行が促進することが、動物やヒトで報告されていることや(免疫系を調整する)、鍼灸という刺激を人為的に与えて、生体防御機転を刺激し貪食細胞の遊走を促すことから、治癒機能を促進させ生体の防御能力を高める作用があると言われており、健康増進、Well-aging、予防医療としてなど生活の質を高める治療の選択肢として捉えられているからではないでしょうか。
皮膚の浅い部分で皮膚毛細血管などを刺傷した際、外出血が起こります。
また、出血して体内に留まると内出血が生じます。内出血では稀に刺鍼部位の皮膚隆起や青紫のあざが生じる場合があります。いずれも数日から1週間程度で消失します。
はりの刺入時、刺入後、抜鍼後に痛みや違和感が生じる、遺感覚がある場合があります。
金属アレルギーをお持ちの方、また皮膚反応が大きく出る方は、抜鍼後の皮膚に発赤、紅斑や皮膚膨隆が生じることがあります。