美味しいシュワシュワ。気を付けて!
- 2024年11月18日
- 予防歯科
こんにちは、
京橋Uデンタルサロン
です。
みなさんは
炭酸水が歯を溶かす。炭酸飲料は歯に悪い。
という話を耳にしたことはありませんか?
本当に炭酸飲料を飲むと歯が溶けてしまうことがあるのでしょうか?
ズバリ
飲み方や取り方、炭酸飲料の種類によっては歯は溶けてしまうことがあります。
多くの甘い炭酸飲料は酸性度が高く、酸性度の高いものを飲み続けていると
酸蝕歯(さんしょくし)
になる恐れがあります。
酸蝕歯とは歯の表面のエナメル質が酸によって溶け出してしまう状態
のことで歯を失ってしまう原因の一つとなっています。
歯のエナメル質はpH5.5で溶け出してしまうと言われています。
通常時は唾液が口腔内の酸を中和し、エナメル質を硬化させているため心配ありません。
しかし酸性度の高いものを頻繁にとり続けていると修復の速度が遅くなり酸蝕歯になってしまう
恐れがあります。
pHとは水素イオン濃度のことで0から14の数値で水の性質を表します。
水は中性でpHは7程度です。pHが7より小さい場合は酸性、大きい場合はアルカリ性となります。
炭酸以外は何も含んでいない無糖の炭酸水の場合、他の炭酸飲料と比べて酸性度は低い為、歯への
影響は少ないです。
ただし、
炭酸水はもともと酸性であり酸性度の強さも製品によって様々です。
無糖の炭酸水であっても頻回に飲んでいたり長い時間をかけて飲んでいたりすると口の中が
酸性のままになるためリスクが高くなります。
またレモンやグレープフルーツなど柑橘系フレーバーの炭酸水にはクエン酸が加わっていることが多く
酸性度が高くなります。無糖ですが注意が必要です。
飲料のpH値の例
酸蝕歯のリスクを減らして炭酸水を楽しむポイント
・ストローを使って飲む
ストローを使うことで飲み物が直接はに触れるのを防げるため、酸蝕歯になるリスクを軽減できます。
ですが長時間にわたって少しずつ飲むことはあまりおすすめできません。
・すぐに飲みこむ
口の中で発泡を楽しむなど口腔内に炭酸水を長時間ためていると、歯がより長い時間
酸性にさらされるので負担がかかります。口の中でためずにすぐ飲みこみましょう。
・ちょこちょこ飲みをやめる
ちょこちょこと長時間炭酸水を飲み続けていると、口腔内が常に酸性の状態になり酸蝕歯になりやすく
なるためです。酸性度の高い飲み物を飲む時には飲んだ後に水を飲むなど口腔内をできるだけ酸性の
ままにしないようにしましょう。
・寝る前には飲まない
就寝中は唾液の分泌量が減るため、口腔内を中和する働きが弱まり、酸蝕歯になるリスクが高まります。
ダイエットや美容にいい、また喉越しがいいなどの良い面もある炭酸飲料ですが、歯にとっては良くない面もあります。
飲み方や飲むタイミングを工夫したりして、上手く付き合うことが大切です。
歯を失う原因は様々あります。酸蝕症は早期発見が重要です。
なかなか自分では気がつきにくい酸蝕症。
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