「唾液検査」 御存知ですか?
- 2024年4月8日
- ホームケア
「唾液検査」 御存知ですか?
皆さまこんにちは。
京橋Uデンタルサロン
です。
今月は唾液検査についてお伝えします。
当院では皆さまに行なっている唾液検査ですが、何を調べているかご存知ですか?
実は、むし歯のリスクをお調べしております。
小さい頃から虫むし歯になりやすかった方、むし歯が1本もなく過ごせている方。
なぜそのような違いがあるのでしょうか。
それは、唾液が持っている力と細菌の種類、生活習慣が関係しております。
当院が行なっている唾液検査では4つの項目をお調べしております。
①唾液の分泌量
②唾液の力(緩衝作用)
③ミュータンス菌の量
④ラクトバチラス菌の量
合わせて食事習慣をお伺いし、現状のむし歯のリスクの判定を行います。
ではどうしてむし歯はできるのでしょうか。
歯はむし歯菌が発生させる酸によって脱灰*と唾液の働きによって再石灰化*を繰り返しています。
つまり歯は溶けたり戻ったりを繰り返しているんです。
その溶けると戻るの均衡が崩れて、溶ける>戻るの状態になった時にむし歯は発生します。
むし歯はむし歯菌が発生させた酸によって溶けた状態なんですね。
*脱灰:歯の表面からカルシウムイオンやリン酸イオンが溶け出すこと
*再石灰化:唾液中のカルシウムイオンやリン酸イオンが歯の表面に戻ること
次にむし歯と唾液の関わりについてお伝えします。
唾液は口の中の唾液腺から分泌されます。唾液には自浄作用(洗い流す力)や緩衝作用(酸を中和する力)があります。
また上記の再石灰化作用など良い働きがたくさんあり、唾液によってお口の中が潤っているかどうかもむし歯の発生に関わります。
ですので、唾液の分泌量と唾液の力の一つ、緩衝作用をお調べしております。
最後にむし歯菌についてです。
皆さまミュータンス菌って聞いたことがありますか?
正式名称、ストレプトコッカスミュータンス。名前はちょっとポップで可愛いでしょう。
しかし、この子、むし歯を発生させる代表的な菌です。恐ろしや。。
食べ物に含まれる糖や炭水化物をエサに活動して、酸を発生させます。
そう、この酸が歯を溶かすんでしたよね。
今月はここまでに。
もし、むし歯のリスクが高い結果となってしまってもご安心ください。
一人一人のリスクや生活習慣に応じて、対策をご提案させて頂きます。
その中から新しいむし歯ができないためにできること、一緒に考えていきましょう。
少しでも歯について、むし歯について、ミュータンス菌について興味を持たれた方は、ぜひ当院にお越しくださいね。
たくさんお話ししましょう。
「京橋Uデンタルサロン」にてお待ちしております。
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