精密根管治療:🦷 パート2精密根管治療を支えるマイクロスコープとは|京橋Uデンタルサロン(東京都中央区)
- 2025年12月9日
- 精密治療
精密根管治療において、治療の質と成功率を大きく左右する最も重要な設備のひとつが
「マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)」
です。マイクロスコープとは、歯の内部を最大20倍以上に拡大して観察することができる歯科専用の高倍率顕微鏡で、現在の精密歯科治療には欠かせない存在となっています。
前回のパートでお伝えしたように、歯の大きさは歯冠で8〜10mm、歯根で10〜15mm程度、そして根管の直径は0.1〜0.3mmほどしかありません。これは
髪の毛とほぼ同じか、それ以下の極めて細い世界
です。このような微細な構造を、肉眼だけで正確に把握しながら治療することには、どうしても限界があります。
従来の根管治療では、レントゲン写真と裸眼もしくは5〜10倍率の拡大鏡を用いて、手指の感覚を頼りに、歯科医師の経験と勘をもとに治療が行われてきました。しかし、肉眼では見えない細い根管、複雑に分岐した副根管、歯の内部のわずかな亀裂や感染の取り残しを完全に把握することは非常に困難でした。その結果、治療後に痛みや腫れが再発し、「何度も同じ歯の根管治療を繰り返す」というケースも少なくありませんでした。
マイクロスコープを使用することで、これまで
“見えなかったものが見える”

ようになります。根管の入り口、感染して黒く変色した部分、古い詰め物や薬剤の取り残し、肉眼では確認できないヒビ(マイクロクラック)なども、拡大視野で明確に確認できます。つまり、
**マイクロスコープは「根管治療の成功率を根本から変える装置」**
であると言えるのです。
東京都中央区京橋にある京橋Uデンタルサロンでは、このマイクロスコープを用いた精密根管治療を標準的に行っています。「見える治療」で
再発リスクを極限まで抑えること
を大切にしています。肉眼に頼った治療ではなく、常に視認しながら治療を進めることで、より確実で安全な治療を実現しています。
マイクロスコープの大きな利点のひとつは、
「健康な歯を削りすぎないこと」
です。拡大視野で細部まで確認できるため、感染している部分だけを正確に除去し、健全な歯質をできる限り残すことができます。これは、歯の寿命を延ばすうえで極めて重要なポイントです。歯は削れば削るほど脆くなり、将来的に割れたり、抜歯に至ったりするリスクが高くなるからです。
また、過去に行った根管治療のやり直しである「再根管治療」では、マイクロスコープの存在が特に重要になります。再根管治療では、以前に詰められた薬剤や被せ物の土台、根管内に残ってしまった異物などを取り除く必要があります。肉眼では確認できない奥深い位置に残った薬剤や細い根管内の感染源も、マイクロスコープを使うことで確実に確認・除去することが可能になります。
京橋Uデンタルサロンでは、
「何度も根管治療を受けたのに治らない」
「他院で抜歯と診断された」
という患者さまにも、マイクロスコープを用いた再根管治療をご提案できるケースが数多くあります。実際に、抜歯を宣告された歯が、精密根管治療によって保存できたという症例も少なくありません。
京橋Uデンタルサロンは完全個室診療を採用しており、マイクロスコープを使用した精密治療でも、周囲を気にせず落ち着いた環境で治療を受けていただけます。また、治療は女性歯科医師院長が担当し、患者さまの不安や緊張に寄り添った丁寧な説明と治療を心がけています。「怖い」「よく分からないまま治療が進むのが不安」という方にも、拡大された映像をもとに、視覚的に分かりやすくご説明することを必ず行なっています。
マイクロスコープを使用した精密根管治療は、時間と手間がかかります。また、再根管治療は前述の通り、手間が増えるため自由診療と行なっております。しかし、その分だけ「見落としを防ぎ」「再発リスクを抑え」「歯の寿命を延ばす」という大きな価値があります。短期的な治療だけでなく、将来を見据えた治療をお考えの方にこそ、マイクロスコープを用いた精密根管治療はおすすめできる選択肢です。
京橋Uデンタルサロンでは、
患者さまの大切な歯を1本でも多く、そして1日でも長く守るために、
マイクロスコープを活用した精密根管治療に力を入れています。「本当に抜歯しかないのか不安」「できることなら歯を残したい」とお考えの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
京橋Uデンタルサロン
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